200416

昨日の夕飯後、母がランニングに誘ってきた。

緊急事態宣言のおかげで自宅待機中の引きこもりの私をみかねてなのか、ぽよんぽよんのお腹をやっと気にしだしたのか。どっちにしろ、久々に気持ちのいい汗をかいた。マスクをしながらだったので少し苦しかった。コンビニに寄り、母がお茶を買おうといってきたので「何茶?」と聞くと、数あるお茶の種類の中から「ジャスミンティー」と言った。今晩はランニングじゃなくて早歩きにするらしい。

ゆっくり歩きながら帰宅し、ゆっくりしてからシャワーをした。髪の毛を乾かしていると彼氏から電話が来た。

カルティエ調べたで」と言われた。最初理解できず、「なんで調べたん?ブランドのカルティエ?」と聞いた。私の知っているカルティエ以外に、なにか違うカルティエを知っているのかもしれないと思った。しかし、あのカルティエのことだった。話を聞いていると、私が冗談で「カルティエの時計買って」と2週間は前に言ったのを思い出した。たしかあの時、食い気味で「嫌や」と言われたし「カルティエって何」とも言われた。それで笑って終わったような何もない話で、しかも2週間以上も前のことなのに覚えてくれていたことが愛おしかった。調べた瞬間、出てきた金額を見てびっくりしていたことを考えると、冗談で言った申し訳なさよりも可愛さが上回り、しばらく笑いが止まらなかった。6月に控えている私の誕生日に向けて、私の欲しいものを考えてくれていることを知った。そういえば前会った時も「食べ物の中で何が一番好き」と、この機に及んで珍しいことを聞かれたのも思い出した。24歳になる誕生日が楽しみになってきた。高価なプレゼントよりも、私のことを思って選んでくれる時間が嬉しい。

朝起きてメールを確認すると、14日の深夜に届いていた未読のものを見つけた。どうしても伝えたかったという、嬉しい言葉が並んでいた。パンをコーヒーで流しすぐに返事したが、書き始めてから送信まで30分はかかった。キャリアも社会人としても未熟な私の熱意を信じ、気遣ってくれる人がいたということに感動した。自己満足でもなんでも、夢中で頑張ったと言えることには胸を張っていこうと思った。評価や結果がもらえなかったとしても、誰かにはその誠意は伝わっていることを教えてもらえた。この1通のメールに勇気をもらえたことは確かで、これが将来の私を支えてくれるかもしれない。それ以上に、このような言葉を送れる大人になりたいとも思った。

さっきから、斉藤和義の曲だけで作ったプレイリストをApple Musicで流している。deja vu → 月光 → 空に星が綺麗 の順番で曲が流れてきたが、このタイミングでの空に星が綺麗は手を止めて聴き入らずにはいられない。

先週見た『火花』のドラマの余韻がまだ残ってるみたいだ。

昨日から気分がいい。じっくり時間をかけて読んでいた又吉さんの『人間』を読み終えたので、今日から新しい小説を読み始めようと思う。『まく子』という、大好きな西加奈子さんの本。

和義さんから英語の曲に切り替える。