200404

大学3年生の春頃に初めてライブハウスに行った。SIX LOUNGEがメジャーデビューして初めて出すミニアルバム「夢うつつ」のツアーで京都MUSEに来た時だった。親友と2人で少し遅刻して入った会場はぎゅうぎゅう詰めで、扉のすぐ近くしかスペースがなかったぐらい。

ラウンジの対バンがステージに上がっていた。

それがHump Backだった。すごい強気でストレートなMCやなっていうのが最初の感想で、それがかっこいいと思った。そのMCの後歌ってくれた曲がめちゃくちゃ良かった。出番終わってからすぐ調べたら、「星丘公園」だった。初めてHump Backの曲聴いたのが人生初のライブハウスで、その時からずっとこのバンドが好き。自分の中でものすごく良いハマり方してるなって思う。

その日からHump Back見るためにライブ行ったりする事も多くなった。滋賀B-flat十三ファンダンゴZepp大阪とか行ったし、萌々子さんの弾き語りを聴きに茶屋町タワレコのインストアライブも行ったりした。

全部良かったし、全部覚えてるけど、京都大作戦忘れられない。

真面目コンプレックスの話と、10-feetのタオルの話。

バンドしだして尖ってみたりしたけどなんか性に合わんと思ってた。京都大作戦が雨で流れた後に京都でライブしてたらたくまさんがライブ終わりに、ごめんなってそれだけ言いに来てくれた。それがかっこいいと思った。

学生の頃に先輩から10-feetのライブ誘われて、チケ代聞いたら、いらんそのお金でなんか買いって言われてタオル買った。その時からのタオル持って次はおっきい方のステージ行きたい。

このMCの後に、夢はもーみーないのかーいーって「拝啓、少年よ」が始まった。

その瞬間、あたたかくて気持ちいい涙が溢れて止まらなかった。いろんな感情が出てきた。

1年経った今でもその時のHump Backのかっこよさや感じたことを覚えていて、文字にして残しておきたいぐらいに大好きなシーンだ。

その日も京都大作戦は雨天決行で、しかもただのパラパラの雨じゃなくて、わりと大雨。前の方にいたおじさんが、恥し気もなく空に顔向けて両手の拳あげて雨さいこーって、大声で言っていたことも覚えてる。あったかかったし、その場に居れたことが嬉しかった。

歌いながら何回も、泣きそうや!って言ってた萌々子さんがすごい好きだと思ったし、Hump Backの音楽と一緒に歳を取っていきたいとも思った。